間伐後の林内の状況です。
作業路をつけることが困難な場所や、林齢の若い森林ではもちろん切捨て間伐も行っていますが、
四万十町では基本的に作業路を開設して、搬出間伐を行います。



   

森林の間伐作業を行うためには、作業路が必要になります。
作業路は、「四万十式作業路」と名付けられた、環境に配慮した工法で開設されています。
当プロジェクトでは、この作業路開設の費用も協賛金として出資しております。



   

  間伐は、木の密度や林齢等を考慮して、
森林の状況に応じた適正間伐を行っています。
倒す方向に受口(うけぐち)と呼ばれる伐り込みを入れ、
周囲の安全を確認してからその反対側に追口(おいくち)と
呼ばれる伐り込みを入れ、切り倒します。



   

作業路を利用してウィンチ付グラップルで木材を集材し、チェーンソーで造材をします。
造材とは、伐倒した木の枝を払い、一定の長さに切りそろえる作業です。
原木は必ずしも真っ直ぐでないため、真っ直ぐな部分を選んで規定の長さに切ります。



   

グラップルで木材をフォワーダに積み込み、トラックの入る大きな道まで搬出します。




「僕と地球を繋ぐ森」では、森林整備を促進することによって、こうした森の役割を最大限引き出すとともに、
春には花が咲き秋には紅葉が楽しめる、豊かな森づくりを進めていきます。

作業路沿いでは、四季を通じてこのような山野草が楽しめます。

   

  【写真提供/高知県林業振興・環境部】